九州英語教育学会(KASELE)

会長挨拶

九州英語教育学会会長 中村 典生(長崎大学)

 柳井智彦会長の後任として、2022年度より九州英語教育学会会長を拝命致しました長崎大学の中村典生と申します。他にたくさんの適任者がおいでだったはずですが、私が会長を仰せつかったのは、「持ち前のフットワークを使ってしっかり働きなさい」ということだろうと思っています。コロナ禍ではありますが、任期中小学校・中学校・高等学校・大学と九州内をできるだけ駆け回り、オンラインも活用しながら先生方と研鑽を積む機会を作って行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 九州英語教育学会の特徴の一つに、校種間連携がうまくできていることがあるように思います。現場の教員と研究者が一緒になって学会を運営し、ともに教育・研究を推進している。これが強みです。例えば現在、新学習指導要領が小中高で実施される中で(高等学校は1年生のみ)、関心事の一つに「指導と評価の一体化」がありますが、5領域の指導・評価の3観点が相まって、これが突き詰めるとなかなか難しい。この課題についても本学会の強みを生かし、実践家と研究者が一体となって取り組むと、良い方向性が見えて来るように思います。本学会が更に「頼りになる」学会となるよう、先生方とともに学んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(2022年4月執筆)